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デビルサバイバー2(主ヤマ時々ヤマ主)中心女性向けテキストブログです。
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4444ツイート記念に、ツイッターでリクをお願いしてみたよ、そのいち。
いちゃいちゃしたいウサミミさんと、はじらいぷるぷる局長。
リク内容的にヤマトさんがはてしなく初心な乙女です。

 俺と大和が紆余曲折を経て恋人同士になってから一週間。
 でもまだ手を繋ぐ位しかしたことがない。俺たちははてしなく清い仲だ。
 できればそれ以上のこともしたいなと思った俺は、何かとモーションをかけてみたのだけれど、場所が悪いとか時間がないとか見事にスルーされまくっている。
 俺のこと嫌いなのかなとちょっとだけ心配になる。断ったら職場の雰囲気が悪くなるとかそういうことを考えて告白を受けてくれたのかな。
 いや、大和ならそんなひよったことはせず、ばっさり俺の恋心なんて断ち切ってくれるだろう。空気は読めても意志を通すことを躊躇わない奴だし。
 だから、そう、あの時顔を真っ赤にして「すきだ」と言ってくれた、可愛い恋人のことを俺は信じることにした。
 何かしら理由があるのかもしれないし、俺はこれまで断られた理由をすべて回避できるように、夜の自室に彼を呼んで「触らせて」とお願いしてみた。
 決してやらしいことをしたいという訳ではない。
 いや、そうできるならそれはそれで嬉しいけれど、そうではなくて、普通に、恋人として抱きしめたりキスしたり、そう言ったことがしたいのだ。
「駄目? 今二人っきりだし、ここ俺の部屋だし。俺、大和にもっと触りたいんだけどな」
 すると大和は珍しいことに口篭ってしまい、軽く俯いてしまう。
 触れたり触れられたりしたくない理由があるんだろうか。嫌なら無理強いは出来ない。少し残念だけど。
 それならそれで理由が知りたいと思った。納得が、欲しい。
 窺うように瞳を向けると、大和は項垂れていた顔を上げて俺を見た。
 白い貌が薄っすらと赤く染まっている。あれ? これは嫌がってると言うか。
「……駄目ではない。……ただ、はずかしいのだ」
 恥らった声で大和は言った。
 聞けば殆ど人と接触らしい接触をせずに育ってきたのだという。
 身の回りの世話は主に悪魔がしていたとか。峰津院家はどれだけこいつを箱入りに育てたんだ。
 そういえば手をつないだときもおっかなびっくりという感じだった。
「だから、その……触れても構わないが」
 大和は長い睫毛を伏せて呟く。
「……やさしくしてほしい」
 俺の理性がろぐあうとしなくて本当によかったな、大和!
 お前あんまり可愛いことをいってると狼(俺)にぺろりと食べられちゃうぞ。
 ああ、でも普段は怖いものなしみたいな顔をして凜と厳しく人を率いる局長が、こんな生娘も吃驚な身持ちの硬さと初心さとか可愛過ぎる。
「わかった。大事にするよ。だから、まずは……抱き締めるところからはじめていい?」
 お伺いを立てるとこくりと大和が漸く頷いてくれる。
 手を伸ばして抱き寄せるとびっくりしたようにすこし震えて、背をぽんぽんと擦ってやると大人しくなった。
「だいじょうぶ?」
 尋ねれば相変わらず赤い顔ではにかみながら、細められた銀瞳はやわらかいいろ。
 おずおずと言った風に俺の肩に頭を預けてくる。
「平気だ。君の腕の中は暖かいな。手もそうだったが」
 わるくないと花が咲くように笑ってくれたから、もう暫くこういう清い関係のままでいいと俺は思うことが出来た。

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